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部品の値を数値で表わす場合、1000倍毎に補助記号(KキロやMメガ)を使う場合と指数表現を使う場合があります。コンデンサやコイルに記入されている値や抵抗のカラーコードはこの指数表現を使用しています。部品の場合は10進単位とするため10の乗数倍を表わす事になっています。数字の後に付く0の個数と考えてもかまいません(個数がマイナスなのは少し変ですが)
乗数表:数値表示 乗数表:カラー表示数字 乗算する値 カラーコード 数字表現 乗算する値 − − 銀 −2 0.01 − − 金 −1 0.1 0 1 黒 0 1 1 10 茶 1 10 2 100 赤 2 100 3 1000 橙 3 1000 4 10000 黄 4 10000 5 100000 緑 5 100000 コンデンサやコイル、抵抗等で例えば113と書かれていある場合、抵抗なら113Ωではなく11*10の3乗で11000Ωすなわち11KΩを表わしています。
コンデンサとコイルの基本単位はそれぞれF(ファラッド)とH(ヘンリー)ですが、通常使用する部品はそれよりかなり小さな値になるため、コンデンサはPF(ピコファラッド:10の−12乗)コイルはμH(マイクロヘンリー:10の−6乗)を基準にて表示してあります。
先の113の例ではコンデンサなら11000PFまたは0.011μF、コイルなら11000μHまたは11mH(ミリヘンリー:10の−3乗)を表わします。